漢方薬の薬剤師に転職するには?


一般的な調剤薬局では、医師の処方箋に基いて新薬を調剤します。
漢方薬局では、“漢方薬”を専門に取り扱います。
漢方薬は別名“生薬”とも呼ばれ、自然界にある薬草などを調合して
作られており、体質改善等に利用されています。


化学的に生成された新薬と違い即効性はありませんが、
おだやかで体にやさしい薬効があることで最近特に人気が高まっています。

漢方薬局で調剤等の業務を行うには「漢方薬剤師」の資格が必要で、
薬剤師であることが漢方薬剤師の受験資格になります。

この資格を取得するには、日本薬剤師研修センターの研修(講義研修会9回・
薬用植物園実習1回)を受け、試問に合格後、「漢方薬・生薬認定薬剤師」
として認定を受けなくてはなりません。

認定後は、研修に参加して定められた単位を取得しながら、
3年ごとに更新を行います。資格をとってからも知識や技術を磨き続ける
努力を要しますが、独立して開業する方も多く、新しい薬剤師の仕事として
注目されています。


漢方薬局の仕事は、漢方薬の販売だけではありません。
利用者のお客様と対話しながら健康状態を読み取り、体調を確認し、
最適な漢方薬を調剤します。

中には、定期的に健康相談会や漢方薬の講習会を開催し、
気軽に集まることができる憩いの場を提供しているところもあります。

その人に最適な漢方薬を調剤するには、話をよく聞き、症状を引き出す
ことが大切です。そのため、コミュニケーション能力が高い人、
人とお話しするのが好きな人が向いているでしょう。

ほとんどの漢方薬は、保険適用外です。
さらに、効き目がおだやかなため長期的に通う方が多く、相当の費用が
掛かります。そういった期待に応えるためにも、漢方薬剤師は相手の
身になって考え、信頼される立場であることが望まれます。


一部の病院でも、東洋医学を取り入れ、漢方薬を処方するようになりました。
漢方薬局は、一般の調剤薬局に比べるとまだまだ数が少ないのですが、
生薬の良さが見直されているため、今後、増えることが予想されます。
早めに漢方薬剤師の資格を取得しておくと良いでしょう。






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